麻生財務・金融担当大臣は、日本郵政グループのかんぽ生命保険が新商品の販売認可を申請しても数年間は認めない考えを示しました。TPP=環太平洋経済連携協定の交渉参加に絡み、アメリカに配慮したものとみられます。
麻生財務・金融担当大臣:「(がん保険など、認可申請があっても)判断できるまで認可を行う考えはない。そのためにはしばらくかかる。数年間かかるね」
政府は12日夕方、TPPへの交渉参加に向けてアメリカと進めてきた事前交渉が合意に至ったと発表する見通しです。麻生大臣の発言は、日本郵政の業務拡大に懸念を示しているアメリカの意向に沿った内容となっています。一方、アメリカは、輸入車の認証手続きを緩和するよう求めていましたが、太田国土交通大臣は、認証手続きが簡単で済む輸入台数の上限を1つの型式あたり2000台から5000台に増やす方針を明らかにしました。
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