「新たなステップに」日本のTPP交渉参加正式承認[2013/04/21 00:18]

 アメリカやオーストラリアなどTPP=環太平洋経済連携協定の交渉参加11カ国は、インドネシアで2日目の閣僚会合を開き、日本の交渉参加を正式に承認しました。

 アメリカ・マランティス通商代表代行:「本日、参加国の閣僚は日本の交渉入り手続きが完了したことに合意した」
 茂木経済産業大臣:「きょう、この瞬間から、新しいステップに入る。国益をかけた交渉がまさに始まる」
 会合の後、11カ国の閣僚らは茂木大臣を迎え、日本の交渉参加を歓迎する声明を発表しました。茂木大臣は、「オールジャパンで国益にかなった交渉を進めたい」と交渉入りに向けた決意を述べました。茂木大臣は21日、改めてアメリカのマランティス代表代行と会談し、7月に開かれるマレーシア会合からの参加に向け、詰めの協議を行う方針です。日本は弱点の農産品は例外化して守る一方で、得意の自動車などは相手国に関税を撤廃させるという極めて難しい課題に立ち向かわなければなりません。日本の交渉力が試されるのは、まさにこれからです。

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