4月有効求人倍率0.89倍 リーマンショック前の水準[2013/05/31 13:58]

 仕事を求めている人に対し、企業から何件の求人があるかを示す4月の有効求人倍率が0.89倍となり、リーマンショック前の2008年7月と同じ水準にまで改善しました。

 厚生労働省は、4月の有効求人倍率が前の月を0.03ポイント上回る0.89倍となり、2カ月連続で改善したと発表しました。これは、リーマンショック前の2008年7月以来、4年9カ月ぶりの高い水準です。新規の求人数は、建設業や宿泊・飲食サービス業などで大幅に増えています。また、これまで円高の影響などで減り続けていた自動車などの製造業の下げ幅も減っています。これを受けて、厚労省は雇用情勢の判断を「一部に厳しさがみられるものの、緩やかに持ち直している」と上方修正しました。

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