既存の超高層ビルの長周期振動半減 新たな対策発表[2013/07/29 13:59]

 東日本大震災で発生した超高層ビルのゆっくりとした長い揺れを半減させる新たな対策が発表されました。

 地上55階建ての新宿三井ビルは、震災の際に2メートルの横揺れが生じ、地震が収まってからも2分間にわたって揺れが続きました。新しい制震装置は、この揺れを80センチ、揺れる時間も20秒間に軽減するもので、来月から新宿三井ビルで工事が始まります。1800トンのおもりが、地震の揺れとは逆の方向に動くことで揺れを抑えます。ビル内の工事が不要なため、既存の超高層ビルにも需要が広がるものとみられます。

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