TPP閣僚会合 甘利大臣、漁業補助金削減に反対[2013/08/23 05:50]

 ブルネイで開かれているTPP=環太平洋経済連携協定の閣僚会合で、甘利担当大臣は、アメリカが提案した漁業補助金の削減に反対する姿勢を表明しました。

 甘利TPP担当大臣:「我が国の漁業補助金は、国際的な水産資源の管理の観点からも、重要な取り組みという我が国の考え方をしっかり表明した」
 TPPの閣僚会合は、22日から2日間の日程で開かれていて、日本の参加は初めてとなります。甘利大臣は、乱獲防止などの目的でアメリカが削減を求めていた漁業補助金について、日本として維持する方針を打ち出したことを明らかにしました。また、TPP交渉の年内の合意を目指す考えを改めて強調しました。閣僚会合は23日、共同声明を発表して閉幕しますが、各国の交渉官は30日まで農産品などの関税交渉に加え、知的財産の保護など難航している分野の協議を行います。

こちらも読まれています