TPP首席交渉官会合始まる 焦点はレベル別仕分け[2013/09/19 11:49]

 TPP=環太平洋経済連携協定の首席交渉官会合がワシントンで始まりました。来月の首脳会合で大筋合意できるのか、議論は正念場を迎えています。

 事務レベルで合意できるものと政治レベルで決着を図るもの。これらをどう仕分けるかが今回の最大の課題です。
 鶴岡首席交渉官:「首席の段階で解決できる問題については、できる限り、首席同士の話し合いによって具体的な解決を見いだそうと」
 今回の会合でも議論がまとまらないものは、来月にインドネシアで開かれる閣僚会合で判断を仰ぎ、続く首脳会合で大筋合意を目指すシナリオです。関係者によりますと、貿易の手続きを簡略化する貿易円滑化や電気通信など、複数の分野は事務レベルでまとまる見通しです。ただ、著作権や特許に関わる知的財産や国有企業の問題など、難航している分野はまだ多く残されています。これらの整理をワシントンでどこまで詰められるかが、政治決着の中身を左右することになります。

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