“最大の山場”TPP大筋合意向け…日本交渉団バリへ[2013/09/30 14:14]

 TPP=環太平洋経済連携協定の大筋合意に向けた最終調整を行うため、鶴岡首席交渉官ら日本の交渉団がインドネシアのバリに出発しました。

 鶴岡首席交渉官:「総理に初めてTPP首脳会合に出席頂くので、十分、日本の立場を表明し、TPP交渉の早期妥結に向けた建設的な協力ができるよう準備にあたりたい」
 TPPの年内妥結を目指す12カ国は、バリで開かれるAPEC=アジア太平洋経済協力会議に合わせ、来月8日に首脳会合を開き、大筋合意を発表する方針です。それに向け、来月1日から首席交渉官レベルで最終的な詰めを行います。これまでの協議で交渉が終わった分野は少なく、3日から始まる閣僚レベルの会合でどれだけ政治的な決着を図ることができるか、最大の山場となります。ただ、国有企業の規制を巡る問題や関税の撤廃など難航している分野では、決着する見通しは立たず、今後の協議の進め方について各国が合意できるかどうかが焦点です。

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