日本政策金融公庫総裁に財務省次官OB就任[2013/10/11 19:03]

 政府系金融機関の日本政策金融公庫は、民間出身の安居祥策総裁(78)が退任し、後任に元財務事務次官の細川興一副総裁(66)が昇格する人事を発表しました。

 日本政策金融公庫は、2008年10月に国民生活金融公庫や中小企業金融公庫などを統廃合して設立された政府系の金融機関で、初代総裁には民間出身の安居氏が5年間就任していました。政府系金融機関の経営トップはかつて、中央官庁出身者が就任していたため、「官僚が天下りポストを奪い返したのではないか」という見方に対し、細川新総裁は「批判はあるかもしれないが、全力を挙げたい」と述べました。
 日本政策金融公庫・細川興一新総裁:「この5年間で、副総裁の仕事で培ったもの、得たもの、私の全人格をかけて新総裁という職を務めたい。批判はあるかもしれませんが、全力を挙げての仕事ができれば」
 日本政策金融公庫・安居祥策前総裁:「細川さんは私が一番良いと思って推薦した。どこ出身かというより、能力だと思う」

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