減反、半世紀で終了へ 自民党が政府案を大筋了承[2013/11/07 05:50]

 コメの価格を維持するための生産調整、減反政策の廃止について、中間取りまとめが自民党の部会に提示され、大筋で了承されました。

 政府の中間取りまとめは、コメの生産数量目標を都道府県ごとに配分する減反政策を5年後をめどに廃止し、生産者自らが需要に見合った生産を行える環境を整えるとしています。また、減反に参加する農家に支払われる水田10アールあたり1万5000円の補助金も来年度から削減し、5年後に廃止します。
 自民党・山田俊男参議院議員:「極めて不十分だと思っているんですよね。民間主導でやって環境整備をやりますと言っていましたけど、中身は明らかじゃないんだよね。はっきりしなければ(農家は)安心できない」
 出席者からは、生産者にコメの需給見通しだけを伝えて生産量を判断させるのは無責任だといった批判が相次ぎました。しかし、最終的には大筋で了承され、政府は今月中にも減反廃止について取りまとめる方針です。

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