貯蓄から投資へ 金融・資本市場活性化で有識者会議[2013/11/11 15:38]

 政府は、1600兆円ともいわれる家計の金融資産を投資に振り向けるなど、金融・資本市場の活性化に向けた施策等を議論する有識者会合を開きました。

 麻生財務大臣:「アベノミクスが終わった先、デフレ不況から脱却した先の日本が見えてこない。縮小均衡から物価安定のもとへ拡大均衡していくというメカニズムに変えていくことをやらないといけない」
 この会合は、政府が10月に決定した成長戦略の実行方針に基づいたものです。日本取引所グループの斉藤惇最高経営責任者や三井住友フィナンシャルグループの奥正之会長をはじめ、学界の有識者など6人で構成されます。第1回の会合では、1600兆円ともいわれる家計の金融資産を成長産業などへの投資に振り向けるための施策や、アジア諸国の経済成長を国内企業が取り込むための支援策などを議論しました。年内に報告書を取りまとめ、政府の今後の施策に反映させる方針です。

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