「近未来、若者」に力を…東京モーターショー開幕[2013/11/20 11:51]

 2年に一度の東京モーターショーが開幕し、報道陣に公開されました。今回は、「近未来」と「若者」に力点を置いた車が数多く展示されています。

 (経済部・山田水穂記者報告)
 7年後の東京オリンピックの時には、日本のおもてなしの心を形にしたタクシーが街中を走っているかもしれません。今回のショーでは、各社とも「日本のモノづくり」を強く意識しています。未来の夢の車というよりも、2人乗り程度の超小型電気自動車や2015年以降の市販を予定している燃料電池車など、近い将来のビジネスを見据えた展示が目立ちます。自動運転については、交通事故をゼロに近づける技術という位置づけで、運転の完全な自動化には消極的です。各社がとりわけ力を入れるのは、車に関心が薄いといわれる若い世代をいかに引きつけるかということで、軽自動車の規格に収まるスポーツカー、オープンカーや、20代に狙いを絞ったコンセプトカーなど具体的な提案が見られます。
 ホンダ・伊東孝紳社長:「スポーツカーというよりは、日常の使い勝手のなかで十分使える。なおかつ、車というのはこんなに楽しいというのを味わって頂きたい」
 20日は報道者関係だけの来場ですが、それでも各社のブースは大入りで、一般公開が始まれば、前回の来場者数84万人を上回ると主催者は期待しています。

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