来年度の「酒税」と「たばこ税」改正は見送り[2013/12/02 21:45]

 自民・公明両党による税制調査会は、来年度の税制改正で「酒税」と「たばこ税」の見直しを見送る方針を固めました。

 ビール類の税額は、350ミリ缶でビールが77円のところ、発泡酒は47円、第三のビールは28円と、第三のビールの税率が大幅に低くなっています。今年度の税制改正大綱では、ビールと「第三のビール」の税負担の差の見直しを検討項目として挙げていましたが、税収が減少する分の埋め合わせを巡って意見がまとまらないことなどから、来年度の税制改正での見直しを見送ります。たばこ税についても見直しを見送ります。消費税率が引き上げられるなか、JT=日本たばこ産業などが、たばこの販売価格を引き上げる見通しで、さらなる増税は喫煙者離れを起こし、大幅な税収減につながると判断しました。

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