TPPの関税分野などで応酬…日米、週明けに再協議[2013/12/08 17:42]

 TPP=環太平洋経済連携協定の閣僚会合が開かれているシンガポールで日米の2国間協議が行われましたが、両国の隔たりは大きく、週明けに再協議することになりました。

 ほぼすべての関税撤廃を求めるアメリカに対し、西村内閣府副大臣は「農産品5項目」は譲らない考えを改めて伝えたとみられます。また、アメリカが求めるエコカー減税の適用拡大など自動車分野も協議されましたが、これも結論は出ず、9日にも日米が再協議する見通しです。
 JA全中・萬歳章会長:「西村副大臣は『1ミリとも譲らない』と(言っている)。(農産品の)重要5品目、国会決議を守ってほしい」
 日米協議の後、現地で開かれた説明会には農業団体など約50人が参加しました。政府からは、関税を巡る協議は隔たりが大きいことなどが報告されました。政府のTPP説明会に農協のトップが出席するのは初めてす。

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