花王が大幅増益 カネボウ白斑被害の損失もカバー[2014/02/04 19:29]

 「花王」が2013年通期の決算を発表し、子会社「カネボウ化粧品」の白斑被害による特別損失が出たものの主力の日用品などが好調で、大幅な増益になりました。

 花王の2013年12月期の決算は、売上高が前の年よりも7.8%プラスの1兆3152億円でした。営業利益は11.5%プラスの1246億円で、過去最高を更新しました。子会社のカネボウ化粧品で美白化粧品による白斑被害が出たため、回収に掛かる費用など121億円を計上しましたが、おむつや洗剤などが好調で、純利益は21.9%プラスの647億円でした。今年は、カネボウ化粧品の補償問題が本格化します。会見した沢田社長は、「カネボウの業績は回復しているが厳しい。まだ、補償額を見積もれる状態ではない」と話しています。

こちらも読まれています