西川TPP委員長 牛・豚でアメリカから厳しい要求[2014/02/09 07:30]

 TPP=環太平洋経済連携協定での日本とアメリカの農産品の関税交渉について、自民党の西川TPP対策委員長は、最も難航しているのは牛肉と豚肉の分野だという認識を明らかにしました。

 自民党・西川TPP対策委員長:「一番アメリカが主張しているのは、何といっても牛肉・豚肉。これはものすごい厳しいオファー(要求)が来ている」
 西川委員長は栃木県日光市での講演で、アメリカは日本が関税維持を主張する農産品5項目のなかでも、特に牛肉と豚肉について大幅な関税引き下げを求めていることを明らかにしました。また、コメや麦などその他の項目についても「非常に厳しい注文が来ている」と述べ、交渉はまだ難航しているという認識を示しました。関係者によりますと、今月22日から予定されるTPPの閣僚会合に向け、アメリカ通商代表部のカトラー代表補が17日ごろにも来日し、日米間で最終的な協議を行う方向で調整が進められています。合意の取りまとめに向け、アメリカの譲歩を引き出せるのかどうかが焦点となります。

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