【解説】「ビットコイン」とは? 登場から現在まで[2014/02/28 16:50]

 ここ数日よく耳にする「ビットコイン」という言葉ですが、改めて一体、どういうものなのでしょうか。

 ビットコインとは5年前、ナカモト・サトシと名乗る人物がその仕組みを考案し、登場しました。個人や企業は、専用の取引所で現実世界のお金とビットコインを交換します。コインとはいうものの、実際の硬貨は存在しません。そのため「仮想通貨」と呼ばれ、インターネットを通じてのみ、買い物や残高の確認をすることが出来ます。日本では、ごく一部の雑貨の通信販売や語学教室の月謝などに利用されています。海外への送金では手数料がほとんど掛からず、世界各地で利用出来ることから注目が集まっていました。上限は2100万ビットコインと定められているため、株のように価値が上下することから投機目的でも取引されています。去年1月には、1ビットコインあたり日本円で約1300円。それが、12月にはその90倍、一時、約11万5000円まで跳ね上がりました。世界で数百万人が利用し、今では約7650億円が取引されているということです。その世界最大級の取引所が東京・渋谷にありました。この取引所のインターネットサイトが利用出来なくなったことで、約370億円分が使えなくなっています。

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