「増税でも値下げで勝負だ」 価格据え置き一挙公開[2014/03/14 16:50]

 増税となる4月でも、値下げに踏み切る企業や税込価格を据え置く企業が相次いでいます。

 外食産業では、「すき家」が牛丼並盛を280円から270円に値下げします。「はなまるうどん」では、全商品をこれまで通りの店頭価格で提供します。「ケンタッキー・フライドチキン」では、オリジナルチキンなど、一部商品の価格を据え置くことで実質的な値下げとなります。
 衣料・日用品では、格安で知られる「しまむら」が全商品の店頭価格を据え置き、「無印良品」でも7割以上の商品の価格を変えずに提供するとしています。一部のスーパーや百貨店でも実質値下げを打ち出しています。「イオン」では、プライベートブランドの「トップバリュ」で全6000品目以上のうち、3000以上の品目で価格を維持、物流の効率化などでコストを吸収するとしています。「マルイ」では、OLやサラリーマン向けに展開しているプライベートブランドで、半数以上のかばんや靴などの価格を据え置くことを決めています。一方、クーポン券でお得感を演出する百貨店もあります。高島屋や東急百貨店の一部店舗では、今月中に一定の金額を買い物した人に対して、4月いっぱいまで使えるクーポン券を配布します。増税前の駆け込み需要を4月以降の来店にもつなげたいとしています。

こちらも読まれています