消費増税まで1週間!あの手この手で据え置き値下げ[2014/03/25 17:16]

 増税後、固くなる消費者の財布のひもを緩めようと、各社、懸命です。

 10円値上げすると取りすぎになる自動販売機では、350ミリリットル入りの「コカ・コーラ」は120円から130円に値上げする一方、飲料水の「い・ろ・は・す」は価格を据え置くなど、自販機全体で増税分を調整します。映画館を展開する「TOHOシネマズ」は、大人料金1800円など基本料金は据え置きますが、シニア向け料金などは100円値上げします。コインパーキングの「パーク24」は、安くなる深夜料金の開始時間を午後10時から午前0時にずらすなど、利用状況や地域ごとに対応します。各社ともに、見かけ上は値上げ感を抑えつつ、全体で3%分を上乗せする形です。しかし、実質的な値下げとなるものもあります。上野・アメ横の「志村商店」では、名物のチョコレートのたたき売りの価格を1000円のまま据え置きます。「30年変えずにやってる。今回はさすがに厳しいが、お客さんのためにも値上げしません」と話しています。また、居酒屋の「さくら水産」も、昼の定食を500円のまま据え置き、更にご飯のお替わり自由も変えないとしています。

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