経済

2014年4月1日 14:30

全日空はCA正社員化 東電は3年ぶり 各地で入社式

2014年4月1日 14:30

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 新年度の1日、各地で入社式が一斉に行われました。

 全日空の新入社員:「多くの方々への感謝の気持ちを胸に、社会人としての第一歩を踏み出します」
 全日空はこれまで、入社から3年間は客室乗務員を契約社員としていましたが、今回、20年ぶりに正社員として採用しました。羽田空港を拠点とし、国際線を強化するための人材確保が主な狙いで、約440人の新人が誕生しました。
 東京電力新入社員:「(Q.入社の動機は?)(東電社員から)『どんな状況になっても電気を待っている人がいる。その使命感で働いている』という言葉に感銘を受けた」
 東京電力は380人を採用し、3年ぶりに入社式を行いました。来年も新卒だけで700人を採用する予定ですが、原発事故以降、1500人を超える退職者を出していて、人材確保も大きな課題です。証券大手の大和証券グループには、21倍の倍率を勝ち抜いた610人が入社しました。
 大和証券グループ新入社員:「緊張と責任感でいっぱいです」
 アベノミクスによる株式市場の活況を受けて、新入社員は去年よりも100人ほど増え、初任給は2万円アップの23万円になりました。
 トヨタ自動車・豊田章男社長:「トヨタの好調な業績をもてはやす記事を目にすることがあると思いますが、自分たちが一番といったおごりや慢心がないか常に省みる必要があります」
 去年、グループ全体の販売台数が2年連続世界一となったトヨタ自動車は、去年より77人多い1256人が入社しました。豊田社長は「一緒にがむしゃらになって良い車を作りましょう」と激励しました。

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