日米閣僚協議で溝埋まらず TPP大筋合意困難[2014/04/19 07:30]

 ワシントンで開かれたTPP=環太平洋経済連携協定の日米閣僚級協議は、農産品5項目の関税などで溝が埋まりませんでした。事務レベルでの協議は続けられますが、来週の日米首脳会談での大筋合意は困難な情勢です。

 甘利TPP担当大臣:「一定の前進はありました。しかし、まだ距離は相当あります」
 甘利大臣は、協議について「一定の前進はあった」と評価しましたが、目指していた成果を上げられなかったという認識を示しました。焦点の農産品5項目の関税について、合意に至ったものは無いということです。週明けに事務レベルでの協議を再開しますが、牛肉や豚肉などの関税や自動車の安全基準などの問題を巡ってまだ隔たりは大きく、24日の日米首脳会談での大筋合意は先送りになる見通しです。

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