TPP日米閣僚協議合意せず…事務レベルで再び[2014/04/19 11:47]

 ワシントンで開かれていたTPP=環太平洋経済連携協定の日米閣僚協議は、溝が埋まらないまま終了しました。週明けからは東京で事務レベル協議を再開し、日米首脳会談直前まで妥協点を探る方針です。

 (経済部・新谷時子記者報告)
 最終日も2時間ほど協議が行われましたが、膠着(こうちゃく)状態の打開には至りませんでした。
 甘利TPP担当大臣:「一定の前進はありました。しかし、まだ距離は相当あります」
 甘利大臣は成果を強調したものの、主要な争点で進展が無い状況は変わっていない模様です。特に牛肉や豚肉の関税を巡る隔たりが大きく、日本側が関税を維持出来ると見込む、米、麦、砂糖についても合意には至っていません。また、自動車を巡る問題についても、全く進展は無かったということです。24日に迫った日米首脳会談に向けて、週明け、今度は東京で事務レベル協議を再開し、直前まで妥協点を探る方針です。ただ、日米の隔たりは予想以上に大きく、首脳会談までにそれを埋めるのは厳しい状況です。

こちらも読まれています