目の不自由な人も使いやすく 新5千円札が来週発行[2014/05/08 17:25]

 目の不自由な人でも使いやすくした新しい5千円札が12日から発行されるのを前に、東京都内で記念式典が行われました。

 新しい5千円札は、表面の左下にある立体画像「ホログラム」を覆う透明シールを今までの楕円(だえん)形から長方形に面積を拡大します。現在の1万円札と5千円札では、このシールの形や大きさがほぼ同じのため、目が不自由な人では触っただけで見分けることが難しかったためです。また、新しい5千円札は、記号と番号の印刷の色を現在の黒から茶色に変えて見やすくしました。日本盲人会連合の鈴木孝幸副会長は、「ユーロのように札ごとに幅や長さが違った方が望ましいが、その場合、自動販売機も変えなくてはならないので難しい」と指摘した上で、今回の改良に期待を寄せました。現在、流通している5千円札は引き続き使用出来るということです。

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