7月から値上げ相次ぐ ハム、バター 航空運賃も…[2014/06/30 11:50]

 今年も値上げの夏となります。来月1日から、ハムやソーセージについて日本ハムや伊藤ハムは平均で10%、そして、雪印メグミルクはバターを約2%値上げします。そして、8日からは、明治や森永製菓がチョコレートなどのお菓子の内容量を減らす実質値上げを実施します。

 日本ハムや伊藤ハムは1日から、ハム・ソーセージやハンバーグなど加工食品の内容量を減らしたり、納入価格を引き上げるなど、平均で10%ほど値上げします。豚肉の需要が新興国で高まっていることに加え、主な輸入先であるアメリカで大流行している豚流行性下痢の影響で原材料となる輸入豚肉の価格が高騰しているためです。丸大ハムやプリマハムも8月から、値上げを予定しています。雪印メグミルクも来月1日から、バターを2.1%から2.3%値上げします。酪農をやめた農家の増加や天候不順による牧草の減少などで、原料となる生乳の生産量が減ったためとしています。また、8日からは、明治がミルクチョコレートやアーモンドチョコレートなど10の商品で、森永製菓もチョコボールなど14の商品を対象に内容量を減らす実質値上げを行います。天候不順などにより、原材料のカカオの生産量が減少し、価格が高騰しているためだということです。ロッテも8月から値上げを予定しています。航空運賃も高くなります。来月4日から、国内線の一部の路線について、日本航空は1.5%、全日空は1.8%、それぞれ値上げします。円安による燃料費の上昇が主な理由です。

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