SIMロック解除“義務付け” 利用者のメリットは?[2014/07/02 17:13]

 携帯電話に入っているSIMカードには、私たち利用者の情報が入っています。現在、A社の携帯電話にはA社のSIMカードが、B社の携帯電話にはB社のSIMカードが入っていて、B社のカードをA社の携帯電話に入れてもロックされて使うことができません。しかし、来年度からは、どの携帯電話にどのカードを入れても使えるようにすることが義務付けられる方針です。これが「SIMロックの解除」です。SIMロック解除は、利用者にとってどのようなメリットがあるのでしょうか。例えば、A社の携帯電話を使っている場合、A社は通信速度が速い、しかし料金が高い。でも、自分は通話やメールしかしない。そういう場合は、通信速度の速さは必要がないため、A社の携帯電話のまま通話料が安いB社と契約し、B社のSIMカードを自分が今持っている携帯電話に入れることで利用することができます。逆にB社の携帯電話を使っている場合、料金が高くても良いので早い通信速度でインターネットを使用したいという人は、B社の携帯電話のまま通信速度の速いA社と契約することができるようになります。これからは、携帯電話の端末と料金を利用者が自由に組み合わせることができるようになりそうです。

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