TPP 鶴岡首席交渉官 カナダの会合に意欲を示す[2014/07/03 18:40]

 カナダで開かれるTPP(環太平洋経済連携協定)の首席交渉官会合への出発を前に、鶴岡首席交渉官は、TPPの大筋合意に向けた道筋を固めることに意欲を示しました。

 鶴岡TPP首席交渉官:「TPPの最終段階に向けて、非常に重要な機会だと認識している。各国と協調したうえで、なるべく早期のTPP締結に向けて努力したい」
 12カ国の首席交渉官による会合は、カナダのオタワで3日から12日までの日程で開かれます。アメリカのオバマ大統領は、11月にもTPPの大筋合意をまとめることに意欲を示していますが、今回の会合以降の日程はまだ決まっていません。このため、今回は、著作権や特許のルールを定める「知的財産」や国有企業を規制する問題など難航してる分野を前進させ、次の閣僚会合の日程など大筋合意に向けた道筋を固められるかどうかが焦点となります。また、オタワでは日本と各国との農産品の関税に関する二国間交渉も行われる予定で、日本は難航しているアメリカ以外の国との交渉を前進させ、アメリカにプレッシャーをかけたい考えです。

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