先月、登録された富岡製糸場に続いて、世界文化遺産の登録を目指します。明治維新や近代化をリードした北九州市の八幡製鉄所、山口県萩市の松下村塾、さらに長崎市の軍艦島など「九州・山口の産業遺産群」30カ所を国内外へアピールする国際会議が始まりました。
国際会議には、世界各国から産業遺産を保全する専門家らも集まりました。来年の世界文化遺産候補に決まっている「九州・山口の近代化産業遺産群」は8県にまたがっていて、明治近代化の原動力となった炭鉱の跡地や製鉄所関連施設など30カ所に上ります。一部は現在も稼働しているため、管理・保全面での課題などが議論されます。また、来年の世界遺産登録に向けて候補地の認知度を高め、歴史的な価値や魅力を国内外にアピールします。
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