牛丼「すき家」 過重労働の実態明らかに[2014/07/31 21:04]

 牛丼チェーン「すき家」の過重労働の実態が明らかになりました。

 ゼンショーホールディングスの牛丼チェーンのすき家では、人手不足などにより休業が相次いでいます。問題を受け、第三者委員会が調べたところ、過重労働の実態が明らかになりました。アンケート調査では、アルバイトの8割が労働環境に対して不満があると答え、労働時間通りに申告しても上司に改ざんされることがあると答えた従業員もいました。また、報告書は、過重労働が7件の交通事故の発生要因になっていたことを明らかにしました。第三者委員会は経営幹部に対し、企業としての在り方を再検討すべきだと厳しい提言をしました。ゼンショーホールディングスの小川賢太郎会長は、労働条件に問題があったことを認めたうえで、労働環境の改善を最重要課題として進めるとしています。しかし、すき家では現在、長時間労働に対する絶対的なルールがなく、経営幹部の抜本的な意識改革も必要となります。

こちらも読まれています