2014年上半期の経常収支は5075億円の赤字 財務省[2014/08/08 15:00]

 今年上半期の経常収支は、約5000億円の赤字と去年の下半期に続く赤字になりました。

 海外とのモノやサービス、投資の取引状況を示す経常収支は今年1月から6月まで5075億円の赤字でした。このうち、自動車など輸出が増加したものの、液化天然ガスや原油の輸入が上回り、貿易赤字は6兆1124億円となりました。統計方法が同じ1996年以降で赤字幅は最大です。また、企業のロイヤリティ収入など知的財産権使用料が過去最大の黒字になる一方、海外子会社からの配当金収入が減り、経常収支を押し下げました。半年ベースで経常収支が赤字になるのは去年下半期に続いて2度目ですが、財務省は「経済環境などさまざまな要因が違っている」として、赤字定着の見方を否定しました。

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