和食ブームで 農林水産物の輸出額が過去最高へ[2014/08/20 11:58]

 原発事故による各国の輸入規制などで落ち込んだ農林水産物の輸出額が、今年は世界的な和食ブームに乗って過去最高となる見通しです。

 フランス人バイヤー:「日本の農林水産物は非常に興味深く、多くのシェフが日本から直接、入手したがっている」
 国内最大級の商談会には、ヨーロッパやアジアなど14の国と地域から、過去最多の27社が参加しました。日本の農林水産物は福島原発の事故以降、輸入規制や風評被害で輸出が落ち込んでいました。しかし、去年、「和食」がユネスコの無形文化遺産に登録されたことをきっかけに輸出額が回復し、今年は過去最高となる見通しです。このため政府は、輸出額を2020年までに1兆円に倍増する方針です。ただ、中国や韓国など約40カ国が輸入規制を続けているため、規制緩和の交渉の行方が今後の焦点となります。

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