「iPS」「STAP」に便乗 高齢者狙う詐欺にご注意[2014/09/11 17:38]

 iPS細胞やSTAP細胞に関する詐欺的なトラブルが高齢者に相次いでいるとして、国民生活センターが注意を呼び掛けています。

 国民生活センターによりますと、iPS細胞やSTAP細胞に関連した事業に対して、投資などを呼び掛けて消費者をだまそうとする業者の相談件数は2011年度後半から約3年間で433件に上るということです。このうち、約9割が60歳以上の高齢者です。支払いをしてしまったという相談も29件あって、その平均被害額は約780万円、最大で2700万円という人もいました。国民生活センターは、iPS細胞などの話題性のあるニュースに便乗した詐欺には十分、注意するよう呼び掛けています。また、国民生活センターは、認知症などによって判断が十分ではない高齢者を対象としたトラブルの相談件数が2013年度に初めて1万件を突破し、過去最高になったと発表しました。このため、国民生活センターは9月16日と17日の2日間、60歳以上の高齢者を対象とした電話相談(「ねらわれています!高齢者悪質商法110番」)を実施するとしています。

電話番号 03−5793−4110(9月16日(火)17日(水)午前10時〜午後4時)

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