TPP閣僚会合始まる 大筋合意に向け環境整備へ[2014/10/25 17:37]

 TPP(環太平洋経済連携協定)閣僚会合がオーストラリアのシドニーで始まりました。貿易や投資のルール作りや関税協議を巡って、年内の大筋合意に向けた環境整備が進むかどうかが焦点です。

 25日から3日間の日程で始まった閣僚会合は、著作権などの知的財産権の保護や国有企業改革などのほか、日米間の農産品を巡る関税協議の行方も大きな焦点です。議長国のオーストラリアは、年内の大筋合意に向けて「基本的要素の合意」を目指す方針を表明しました。来月のAPEC(アジア太平洋経済協力会議)首脳会議に開催を検討しているTPP首脳会合に向けて協議を加速させたい考えです。
 甘利TPP担当大臣:「困難を乗り越え、新たな歴史の扉を開き、我々の共同作業をぜひ成功させたい」
 25日午後、甘利大臣は、初日の協議のなかで、難航分野についての政治決断を参加各国に呼び掛けたことを明らかにしました。

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