野村HD、純利益が昨年比3割減 上半期の連結決算[2014/10/28 18:18]

 証券最大手の野村ホールディングスが発表した上半期の連結決算は、純利益が727億円と好調だった去年の同じ時期と比べて30%減少しました。

 今年4月から9月の営業収益は9129億円でした。資金調達に必要な支払利息などの金融費用を除いた純営業収益は7446億円となり、取引が活発だった去年の同じ時期と比べて5%の減少となりました。税引き後の純利益は727億円で30%減少しましたが、直近の10年では去年の同時期に次いで過去2番目に高い水準だったということです。また、野村は転勤がある総合職について、一支店の在職期間を従来の3年から5年程度に延ばすことや、営業職に限って70歳まで雇用する新たな人事制度を導入すると発表しました。地域に密着し、中長期での顧客の資産形成に貢献するのが狙いだとしています。営業職の雇用を70歳まで延長する制度は去年、大和証券グループ本社も導入しています。

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