ダイハツ 国内販売低迷で減収減益 業績下方修正[2014/10/30 19:37]

 ダイハツ工業の今年度の中間決算は、消費増税の影響で国内販売が低迷したことなどから減収減益となり、通期の業績見通しも下方修正しました。

 ダイハツ工業が発表した今年4月から9月の連結決算は、売上高が前年同期に比べて5.7%減の8486億円でした。また、本業のもうけを示す営業利益は47.2%減の371億円、純利益は44.4%減の204億円と大幅な減益となりました。消費増税による国内の販売低迷と低いグレードの車種の販売比率が増えたことなどで収益が悪化しました。また、生産拠点があるインドネシアの通貨安で、ドル建ての部品調達コストが上がったことも影響しました。通期の業績見通しも従来より売上高、営業利益は300億円、純利益は150億円それぞれ下方修正しました。会見した三井社長は、消費増税の影響について「想定より大きかった」としたうえで、年内に2車種の新型車を投入することから、国内販売は「期首見通しの66万台(前年比94%)は達成したい」と述べました。

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