TPP首脳会合「重要な進展」 でも年内合意を見送り[2014/11/10 18:47]

 中国で開かれていたTPP(環太平洋経済連携協定)首脳会合は、重要な進展があったという声明を発表したものの、目標としていた年内合意を見送り、閉幕しました。

 安倍総理大臣やアメリカのオバマ大統領らが出席した首脳会合による声明は「ここ数カ月で重要な進展があり、交渉を妥結させる段階にある」と強調しました。しかし、参加国が目標にしていた年内の合意には至らず、合意の目標時期についても明記を見送りました。12カ国は、年明け以降も農産品の関税問題や新薬のデータ保護を巡る知的財産権など難航する分野の決着を目指し、協議を続けることになります。これに関連し、甘利担当大臣は記者会見を開き、アメリカ大統領選挙が本格化する前に合意すべきだとして、今後の交渉を加速させたい考えを示しました。

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