GDP速報値はマイナス成長 7〜9月、年率換算−1.6%[2014/11/17 10:04]

 内閣府は、7月から9月のGDP(国内総生産)を発表し、年率換算でマイナス1.6%と2四半期連続のマイナス成長となりました。

 内閣府によりますと、物価の変動を除いた7月から9月の実質GDPは、前の3カ月に比べて0.4%のマイナスとなり、年率換算ではマイナス1.6%のマイナス成長となりました。増税や物価上昇に伴う実質賃金の減少や夏場の天候不順で、GDPの約6割を占める個人消費がプラス0.4%と伸び悩んだのに加えて、住宅投資がマイナス6.7%と大きく減少しました。今回、マイナス成長となったことで、政府が目指す今年度1.2%成長を達成するのは極めて困難な見通しとなりました。
 甘利経済再生担当大臣:「消費者マインドの低下であるとか、夏の天候不順の影響と考えられる。個人消費には足踏みがみられる」
 安倍総理大臣が今回のGDPの結果を受け、来年10月の消費税の再増税を見送り、解散・総選挙に踏み切るのは確実な情勢となりました。

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