マンション販売も不調 契約率5年8カ月ぶりの低水準[2014/11/17 20:00]

 先月の首都圏のマンション販売は売れ行きが落ち込み、契約率が60%台前半と、5年8カ月ぶりの低い水準になりました。

 不動産経済研究所によりますと、10月の首都圏のマンション供給戸数は、前の年よりも10.9%マイナスの3125戸で、9カ月連続で減少しました。建築コストの上昇を反映した値上がりなどで売れ行きが悪化し、販売在庫が9月よりも282戸増加しました。また、契約率は好調の目安とされる70%を大きく下回る63.3%で、2009年2月の61.7%以来、5年8カ月ぶりの低い水準になりました。今後の見通しについて、不動産経済研究所は「人気のある物件が供給される11月に契約率が回復するか注視したい」としています。

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