株式の取引時間拡大を断念 東京証券取引所[2014/11/25 22:44]

 東京証券取引所は25日、検討を進めてきた株式の取引時間の拡大を断念すると発表しました。

 東証は有識者による研究会を設置し、夜間を中心に現物株の取引時間の拡大を検討してきました。インターネットでの取引を主体とする証券会社から賛成の声が上がる一方、大手証券会社は人件費などが膨らむという懸念から反対が根強く、結局、見送られることになりました。東証を傘下に持つ日本取引所グループの斉藤惇最高経営責任者は、「機が熟していないと判断せざるを得なかった」と述べたうえで、「近い将来、改めて検討することになるのではないか」として、取引時間拡大に意欲を示しました。

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