電気代ゼロも 藤沢市に最先端のエコタウン誕生[2014/11/27 11:52]

 神奈川県藤沢市に、街全体で環境対策を進めるエコタウンがオープンしました。600戸ある住宅には、太陽光発電やガスを使って発電する燃料電池も標準装備されていて、発電がストップしても蓄電池から電力を得ることができます。そして、発電量が使用電力を満たせば、電気代をゼロにすることもできます。

 (経済部・国吉伸洋記者報告)
 住宅だけでなく空き地や商業施設にも太陽光発電を設置し、街全体でCO2の排出量を70%減らします。すべての住宅がエネルギーを効率よく使える、いわゆる「スマートハウス」で、地盤の改良や耐震・制震設計など最先端の災害対策も導入しました。各住宅にはタブレット端末とテレビが設置されていて、この家だけでなく、街全体の現在のエネルギーの状況を見ることができます。街の中心に地域の情報発信や交流の場を設け、非常時には防災拠点としても活用されます。この再開発を進めたのは、パナソニックなど民間企業18社と藤沢市。「100年後もエコで快適な生活」をコンセプトに、4年後には3000人規模の街に広がります。

こちらも読まれています