韓国、来月視察で最終調整 水産物輸入規制問題[2014/11/28 11:51]

 福島原発の汚染水漏れで、8つの県のすべての水産物を輸入規制している韓国が来月、政府関係者らを日本に派遣し、規制地域を視察する方向で最終調整に入ったことが明らかになりました。

 関係者によりますと、来日するのは韓国の政府関係者ら約20人で、輸入規制を強化してからは初めてです。今回の視察で韓国側は、日本側が行っている水産物の試験操業や放射性物質のモニタリング調査の状況を1週間かけて調査するということです。韓国政府は、福島原発の汚染水漏れ事故を受けて、去年の9月から福島、宮城など8県すべての水産物の輸入を禁止しています。これに対して、日本政府は「科学的な根拠に基づいていない」として規制の解除を求めてきました。このため、今回の視察をきっかけに水産物の輸入解禁につなげたい考えです。

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