大企業・製造業の指数が悪化 日銀12月短観[2014/12/15 11:55]

 企業の景況感を示す調査「日銀短観」で、代表的な指標となる大企業・製造業の指数が2四半期ぶりに悪化しました。

 今月の調査では、現在の景況感で大企業・製造業は小幅なマイナスとなりましたが、3カ月後の先行きについては大企業・中小企業問わず、全面的に悪化見通しとなりました。大企業・製造業では3ポイントの下落となりますが、中小企業・製造業では6ポイントと大きく下がる見通しとなっています。急激な円安進行を受け、企業からは景気への不透明な先行きに不安が感じられます。経済は深刻な状況ではないものの明るい見通しに欠く状況で、政府には、経済対策を少しでも早く行い、実体経済の改善に取り組むことが期待されます。

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