「非常に残念」ユニクロ柳井社長、中国の過酷労働で[2015/01/20 15:00]

 ユニクロの中国にある下請け工場でNGO(非政府組織)が長時間労働など過酷な労働環境を指摘した問題で、柳井社長が初めてコメントしました。

 ファーストリテイリング・柳井社長:「今まで監査をやってきたが、あのような現状があること自体、非常にびっくりしているし、残念だ。事実かどうか確認しなければいけない」
 ファーストリテイリングは、香港のNGO団体などが調査した結果、ユニクロの商品を製造する中国の2つの工場で、時間外労働が月に平均110時間を超えることや工場内が高温になることなど、過酷な労働環境があると指摘されていました。これを受けて、ファーストリテイリングは、すでに労働環境の改善に向けた行動計画を発表していました。柳井社長は、記者団に対して「中国のほとんどの工場は近代的で最新の設備だ。若い労働者が時間通りに仕事をしている」と述べました。ファーストリテイリングは19日、NGOと話し合いをしたということで、今後もNGOと継続的に話し合い、事実を確認しながら改善に努めていきたいとしています。

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