小惑星探査機「はやぶさ」の省エネ技術をエアコンに[2015/01/28 18:39]

 JAXA(宇宙航空研究開発機構)は、小惑星探査機「はやぶさ」に搭載された電力制御の技術を電化製品に応用し、家庭内の消費電力を減らすシステムを公開しました。

 JAXAが公開したのは、エアコンなどの家電に設置された装置がそれぞれ状況を判断し、赤外線通信によって消費電力を制御するシステムです。消費電力がピークになった場合には自動的に消費電力を減らします。「はやぶさ」がヒーターなどの電力を宇宙で有効に使えるよう搭載した制御装置を家電に応用しました。大掛かりな工事の必要がなく、家庭内の電化製品に後から取り付けられるため、新たな省エネ技術として注目されています。JAXAは、この技術を国内だけでなく、海外にも普及させたいとしています。

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