牛豚肉の関税大幅引き下げへ TPPで国内調整本格化[2015/02/04 11:57]

 TPP(環太平洋経済連携協定)の日米交渉で輸入牛肉と豚肉の関税を大幅に引き下げる方向で大筋固まったことを受けて、国内調整が本格化しています。

 日米交渉では、輸入牛肉の関税について、現在の38.5%から約9%に、安い豚肉については1kg482円から50円に、10年ほどかけて引き下げる方針が固まりました。ただ、輸入量が急増した時に緊急的な制限の発動条件については詰め切れませんでした。日米両政府は近く実務者協議を再開したうえで、今月中にも閣僚会合を開き、大筋合意を目指す方針です。一方、日米合意をにらんだ自民党慎重派の動きも活発化していて、国内調整もカギを握ります。

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