きょうから春節!中国“爆買い客”狙い熾烈な争い[2015/02/18 11:52]

 18日から春節休暇が始まりました。去年は2月だけで33万人にまで増えた中国や台湾からの観光客を今年も取り込もうと、新宿高島屋は中国人女性に大人気のハローキティをダイヤの指輪にして265万円、池袋西武では中国人の富裕層を狙って江戸切り子の食器セットなど福袋を300種類、そして、大丸東京店では幸福を呼ぶ数字という8を並べた8万8888円の福袋を用意するなど、春節商戦がスタートしました。

 (経済部・柴田広夢記者報告)
 三越銀座店では、1階に外国語対応の案内係を置いて対応にあたっています。開店から中国人を中心に多くの外国人観光客でにぎわっていますが、雨と寒さも手伝ってか、その数は徐々に増えてきているようです。店内の売り場では、日本のものづくりや東京の魅力を紹介する企画で外国人観光客にアピールしていて、商品紹介のボードには中国語も加えられています。
 中国からの観光客:「中国よりも日本の方が値段が安いから」「カメラを買います。予算に制限はありません」
 今年の春節商戦は、百貨店や家電量販店に加え、スーパーやコンビニも免税対応を強化しています。これまで2月の集客は難しいとされていましたが、国内の個人消費が伸び悩むなかで、各社にとってこの春節が起爆剤となりそうです。

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