株価、14年9カ月ぶり高値 「年内2万円超え」の声も[2015/02/19 11:52]

 平均株価が一時、1万8300円を上回り、取引時間中としてはITバブルといわれた2000年以来、14年9カ月ぶりの水準を付けました。

 (経済部・新谷時子記者報告)
 18日も200円を超える上げ幅となり、マーケットからは今年中に2万円超えという強気の声が広がっています。平均株価、19日午前は1万8283円で取引を終えました。朝に発表になった貿易統計で1月の赤字幅が大幅に縮小したことや、18日から本格化した労使交渉で賃上げへの期待感が高まるなど、日本経済に明るい材料が見え始めたことも買い材料となっています。また、あるアナリストは、18日の日銀の金融政策決定会合で、黒田総裁が将来的な追加緩和に含みを持たせたことで、「期待感が投資家のなかに出ている」とも分析しています。今はまだ期待が先行している状況ですが、個人消費の回復など、実体経済の回復が本当に伴うのかどうかが今後の焦点となります。

こちらも読まれています