担当記者が語る、辞任の予兆 献金問題の西川大臣[2015/02/23 18:12]

 国会で献金問題を追及されていた西川公也農林水産大臣が安倍総理大臣に辞表を提出し、後任に林芳正前農水大臣が充てられることが決まりました。西川大臣の辞任というような動きの情報はあったのでしょうか。

 (経済部・大倉瑤子記者報告)
 約半年間にわたって西川大臣を担当してきましたが、先週からいつもと表情が違い、様子に変化が見られました。
 西川農水大臣:「私がいくら説明しても、分からない人は分からない。私は農林大臣を辞任するように辞表を出してきました」
 西川大臣は、これまで記者のぶら下がり取材に必ずといっていいほど応じていました。ただ、20日、23日、予算委員会で野党の追及を受けた後は「一切、しゃべりません」「言うことはありません」と一言も発言せず、記者のインタビューには応じませんでした。非常に厳しい表情で、いつもは「記者の皆さん聞くことありますか?」と大臣自ら呼び掛けてくれるようなことはなく、違うな、おかしいなという感じはしていました。安倍政権の重要課題となっている農協改革が看板法案として今国会で提出されます。そういった重要な審議を控えるなか、西川大臣の追及が続くと、国会の審議に影響を与えかねないと判断したと思われます。

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