外資、「雪国まいたけ」に対する株式のTOBに成功[2015/04/07 21:28]

 アメリカ大手投資ファンド「ベインキャピタル」は7日、東証2部上場で新潟県に本社を置く「雪国まいたけ」に対する株式のTOB(公開買い付け)に成功したと発表しました。

 ベインキャピタルは、きのこの生産や販売を手掛ける雪国まいたけを子会社化する目的で2月からTOBを実施し、4月6日までに77.48%の株式を取得しました。残りの株式の取得も目指していて、雪国まいたけは上場廃止となる見通しです。雪国まいたけは、2013年に不適切な会計処理が発覚し、創業者の大平喜信社長(当時)が引責辞任しましたが、その後、創業家と経営陣との対立が続いていました。ベインキャピタルは「現経営陣と全面的に協働し、従業員の雇用を守る」とするコメントを発表しています。

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