“親vs子”今度は法廷で…大塚家具、騒動収まらず[2015/04/17 17:30]

 創業者一族の父と娘の争いの結果、株主総会が混乱した大塚家具ですが、今度は法廷で親子が対決することが分かりました。

 この裁判は、大塚勝久前会長が大塚久美子社長ら子ども4人が経営する資産管理会社に大塚家具の全株式の6.7%にあたる130万株を売却した代金、15億円の支払いを求めて、おととしに東京地裁に起こしました。地裁にはこれまでに、株売却の経緯に関して、一家7人のうち前会長や社長を含む6人の尋問が要求されています。17日には原告・被告の弁護士が協議し、7月に法廷で尋問することが決まりました。誰と誰を尋問するかは5月に決定します。また、この裁判では株主総会で争うことが決まる前、前会長側に最大12億円を支払う和解案が出されましたが、前会長は応じませんでした。一方、久美子社長は18日から始まる感謝とおわびセールの内覧会に出席し、改装した新宿ショールームをアピールしました。勝久前会長が取り入れた会員制を見直し、入り口の接客カウンターを大幅に縮小することで、入りやすい店舗を目指したということです。他の店舗も順次、改装し、秋までには全国の16店舗すべてをリニューアルするとしています。

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