白物家電出荷額、前年比12%減 消費増税など影響[2015/04/20 11:42]

 日本電機工業会が発表した2014年度のエアコンや冷蔵庫など「白物家電」の国内の出荷額は、消費税増税などの影響で前の年度に比べて12%減少しました。

 2014年度のルームエアコンや冷蔵庫、洗濯機などの白物家電の出荷額は2兆1255億円となり、3年ぶりのマイナスとなりました。2014年4月の消費税増税の駆け込み需要の反動減や夏の天候不良の影響が要因だとしています。一方、今年3月については、駆け込み需要があった去年の同じ時期に比べ、21%の大幅な落ち込みとなりました。内訳を見ますと、エアコンが18%の減少で11カ月連続のマイナス、冷蔵庫(33%減)や洗濯機(26%減)とそれぞれ6カ月連続でのマイナスとなっていて、個人消費の回復の弱さを印象付けています。ただ、日本電機工業会は、2014年度については「過去10年間の平均値を上回り、消費者の省エネ、節電志向の継続などで需要は底堅く推移した」と説明しています。

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