三菱ケミカルHD小林氏 経済同友会の代表幹事に選出[2015/04/27 19:30]

 経済3団体の一つ、経済同友会の代表幹事を4年間務めた武田薬品工業の長谷川閑史会長が退き、新たなトップに三菱ケミカルホールディングスの小林喜光会長が選出されました。

 経済同友会・小林喜光新代表幹事:「大変革の時代に、いかに持続可能な社会に向かって挑戦していくかが大きな課題だ。財政再建は絶対にやらないともたない」
 経済同友会は27日、長谷川氏が代表幹事を退任し、小林氏が新たな代表幹事に就任する人事を正式に決定しました。小林氏はイスラエルのヘブライ大学への留学を経て、東京大学で理学博士号を取得するなど異色の経営者としても知られています。政府の経済財政諮問会議などの議員も歴任し、経済政策立案にも深く関わってきました。小林氏は就任あいさつで、経済成長と財政健全化の同時達成が喫緊の課題だと述べたうえで、財政健全化には社会保障費の削減や消費税率のさらなる引き上げなどが必要だと強調しました。また、東京オリンピックが開かれる2020年までに日本社会の大変革にめどを付ける必要があると抱負を語りました。

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